卵を上手に割れない方は、結構いるのではないでしようか。割ることは割れても、黄身がくずれたり、中に殻が入ってしまう、なんてことはありませんか。今回は、卵の割り方とおいしい目玉焼きの作り方を紹介します。
上手な卵の割り方
卵を割るとき、黄身が崩れたり、中に殻が入ってしまうことがありませんか?たいていの人は、卵を割るとき、器のふちとか、まな板の角などに、「コンコン」とぶつけて割る方が多いとおもいます。
しかしこの方法では、どうしても黄身が崩れたり、小さな殻が入ったりしやすくなります。ではどのように卵を割ると、上手に割れるのでしょうか?
答えは、平らな面に卵をぶつけて割った方がきれいに割れます。平面に卵をぶつけるとその部分がへこんだ状態になり、殻は内側の薄い皮にへばりついた状態になります。そのへこんだ部分を静かに割りますと、細かい殻も入らず、黄身もこわれないというわけです。料理人が、器用に片手で卵を割っているところを見ると、やはりまな板や調理台の平らな面にぶつけています。
片手できれいに卵を割る方法
親指と人差し指で、卵を縦に挟み、平らな所で叩きます。そして、親指と薬指で横から軽く殻を開けると簡単に割ることができます。卵は平らなところで叩いているので、ひびの入り方がくもの巣のようになります。
また、普通に卵をコツンと叩き、殻に傷をつけます。そして、反対にひっくり返し、また普通にコツンと割れ目を入れます。そして、片手で殻を開きますと簡単に片手で割りることが出来ます。これは、割れ目を卵の上と下に付ける事によって、割れようとする力が両方から働いて綺麗に割れるからです。
おいしい目玉焼きの作り方
卵を使ったいちばん簡単な料理といえば、目玉焼きですが、おいしい目玉焼きを作るには焼き方のコツがあります。まず、器の中に卵を割って入れます。もしも、卵が古くなっていたりするといけないので、直接フライパンヘは入れないようにしましょう。
焦げない半熟目玉焼きの作り方
熱くしたフライパンに油をひき、卵をフライパンに落としたら、そのまま1分ほど中火で焼きます。1分たったら、水を大さじ一杯入れて、すぐにぴったりとふたをします。ここで水を入れるのは、黄身がまだ固まらないうちに、白身だけ焦げてしまわないためです。
水を入れてふたをしたら、3秒ぐらい強火にしてから火を止めて、そのまま1分ほどおくと、柔らかくふっくらとした目玉焼きができあがります。
また、水を入れてふたをしてから、弱火で2〜3分加熱すると、黄身が半熟に仕上がります。お好みの固さに合わせて、ふたをしてからの、加熱時間を調整しましょう。蒸し焼きにすることで、白身に焦げがなく、ふっくらと仕上げることができます。
目玉焼きを水なしできれいに作る方法
目玉焼きを、水なしできれいに作るなら、テフロンのフライパンを使いましょう。まず、卵を割って落としたときに「ジュッ」と音がするくらいに、フライパンを加熱しておきます。
卵をフライパンに落としたら、少しけむりがでるまで中火で加熱して、油を入れます。そして、白身部分が泡立った感じになってきら、塩コショウして火を弱火にし、蓋をしてじっくり焼きます。
1~2分弱火にかけたら、黄身の表面がうっすら白くなるくらいになったら、裏側はパリッとしてますので、お皿に移します。
フライパンごと皿の真上に移動し、先にフライ返しを卵とフライパンの間に差し込んで置いて、フライパンを斜めにしつつ、すべらせるように皿の上に移せば、きれいにできあがります。
目玉焼きを丸く焼く方法
玉ねぎの太い部分を輪切りにして、その中に卵を落とすと、目玉焼きが丸く出来あがります。もちろん、玉ねぎも食べられます。また、ジュースのアルミ缶をはさみで、3cmくらいの輪に切り、利用するのも一手です。
ところで、卵を冷蔵庫などで保存するときには、必ず先のとがったほうを下にしておきましょう。これは、卵の丸い部分には気室があって、ここで呼吸をしていますから、丸いほうを下にすると、呼吸ができず、卵の鮮度が落ちてしまうためです。