いろいろな料理に使われているトマトですが、サラダや付け合わせなどに飾る場合、切り方が雑だったり、手際が悪かったりしますと、せっかくの料理もだいなしになってしまいます。そこで今回は、トマトの切り方などのコツを紹介します。
上手にくし形に切るトマトの切り方
トマトをくし形に切って飾ろうというようなとき、気をつけないと、タネの部分が流れ出て、きたならしくなることがよくありますね。完熟のトマトの場合は仕方がありませんが、そうではないときは、切る前にまずトマトを裏返して、ヘタの部分を見てください。
そうすると、すじのようにくぼんだ部分ができています。このくぼんだ谷のようになっているところに、包丁を入れて切りますと、タネが流れずにきれいに切ることができます。
余談ですが、柿を切るときに、ナイフがタネの部分に当たって困ることがよくあります。この場合も、ヘタのほうを見て、くぼんで谷のようになっているところヘナイフを入れると、うまくタネに当たらずに切れるようです。
本格的なミートソースの作り方
【材料】
- ひき肉500g
- にんにく2かけ、
- たまねぎ中1個
- にんじん1本、
- イタリアントマト10個、
- トマトペースト大さじ1
- オレガノ少々
にんじん・たまねぎ・にんにくをみじん切りにします。生のトマトは、湯むきして種を取り出します。
鍋にオリーブオイルを入れて、にんじん・たまねぎ・にんにくを炒めます。水分が飛ぶまで火が通ったら、ひき肉を入れてさらに軽く焦げ目が付く程度に炒めます。その後、生トマト・トマトペーストを入れて、味見をしながら、塩・胡椒で味を整えます。少し塩辛い程度が良いでしょう。
さらに30分煮れて、オレガノを入れれば出来上がりです。
トマ卜の皮のむき方
トマトソースなどを作るとき、トマ卜の皮をむきますが、このむき方にもコツがあります。そのまま包丁でむいたりせず、いわゆる「湯むき」をしますが、このときあらかじめ、トマトの尻の方に十文字に切り込みを入れおきます。
トマトをお玉に入れるか、あるいはフォークでヘタの部分を突きさして、熱湯に10秒ほどくぐらせます。そして、すぐ冷水につけますと、十文字に入れた切れ日のところから、皮はつるりときれいにむけます。
簡単!トマトの皮むき方法
湯を沸かす手間を省きたいという場合には、フォークに刺して、トマトを回しながらガスの火にゆっくり当ててから、冷水につけても皮がむけます。
完熟したトマトの場合は、冷凍庫で凍らせて流水にあてると、自然とめくれてきて、手を使わなくてもむけます。
手軽にトマトの皮をむく方法
角の無い丸い箸で、トマト全体をこすります。そして、トマトの頭を箸で突き刺し穴をあけます。穴を開けた方を上にして、両手でゆっくりと、皮と果肉を割るような感じではずします。すると、綺麗にむくことができます。
美味しいトマトの選び方
トマトの旬は夏(6-9月)ですが、夏より秋口のトマトのほうが、うまみが凝縮して美味しいです。きれいな球形をしたものはゼリー質がぎっしり詰まっていて糖度も高いものが多いです。角ばっているものや、形がいびつなものは空洞が多くなりますので、味が落ちます。
へたが黒いものは出荷後に、人工的に完熟させているものです。へたがピンと張っていて、緑色のものが鮮度が良い証拠です。なお、へたの近くがひび割れているものは味が悪いものが多いです。
皮に細かな白い斑点があるものは、水分が多いので避けましょう。また、トマトの尻の方の真ん中から白い筋が星のように光っているのが長く出ていて、筋の間の果肉がやや透けて見えるようなものが甘いのでサラダ用に向いています。この筋がないものは酸味が強いものが多いので、料理用に向いています。