ここで紹介している民間療法を試す場合は、自己の責任においてお願いします。人によっては、体に合わない場合もありますので容態が良くならない場合はすぐに医療機関で受診するようにしてください。
しっしんの突然のかゆみには
夜中に突然のしっしんで、かゆみが出るのは、布団に入って体が温まってきたときに出てきます。かゆみは、皮膚の温度を下げると、だいぶ楽になります。着ている肌着やパジャマを脱ぎ、冷たいものに着替えます。
かゆみがひどいときには、冷たいタオルで皮膚をそっと押さえて冷やします。軟膏はすり込まずに、しっしんの部分だけに、チョンチョンとつけましょう。
しっしんは、乳幼児にもっとも多く、症状もさまざまです。体質的なもののため、伝染することはありません。原因としては、皮膚の乾燥や、特定の物質への接触、特定の薬、食物アレルギーなどがあります。また、皮膚が不潔になっていることも原因の一つで、乳幼児には多いようです。
あせもの原因と対策
あせもは、出口をふさがれて皮膚の中にしみだした汗が、行き場をなくしたときに起こす炎症です。人の皮膚の表面には、エクリン汗腺という箇所があります。エクリン汗腺は汗をつくり、汗管という細い管を通って皮膚の表面に汗を出して体温を調節しています。
この汗の出口となる、汗管がなんらかの原因で塞がれると、汗は出口がなくなってしまいます。出口を失った汗は、皮膚の下にある汗管の周りの組織に漏れ出し、水ぶくれが生じたり、炎症を起こして、かゆみを伴う赤いブツブツができたりします。 これが、あせもの原因です。
あせもを予防するには、汗管が詰まらないようすることです。汗が出てきたら、こまめに拭き取るよう心がけましょう。また、汗をかいたら早めにシャワーを浴び、身体を清潔にしましょう。
尚、ほとんどのあせもは自然に治ります。あせもになった場合は、肌を清潔にし、汗をかきっぱなしにしないようにしてください。また、掻きむしって、化膿させないようにしてください。熱いお湯につかると、必要な肌の油分まで奪われて乾燥してしまいますので、肌をより敏感にさせて、かゆみが増してしまいます。お風呂は、ぬるま湯が良いでしょう。
おばあちゃんの知恵袋 しっしん・あせも
じゃがいも
じゃがいもを、すりつぶしてどろどろにしたものを患部に湿布をすると効きます。(しっしん)
ごぼう湯
ごぼうを適当な大きさにきざみ、布袋に詰めて、水から沸かしたお風呂に入浴すると効きます。(しっしん)
ごぼうエキス
ごぼうを100gきざみ、180ccの水から煎じ、お湯の量が半分になったところで火を止め、冷ましたものを患部に塗ると効きます。(しっしん)
おおばこエキス
おおばこ15gとばぶ茶5gを、180ccの水から煎じ、お湯の量が半分になったところで火を止め、冷ましたものを患部に塗ると効きます。(しっしん)
びわの葉エキス
びわの葉をきざみ、びわの葉の2倍の量のエタノールを注いだ液を、1週間寝かしたびわの葉エキスを患部に塗ると効きます。(しっしん)
きゅうり
きゅうりの輪切りに塩をつけ、患部に貼ると効きます。(あせも)
桃の葉エキス
桃の葉を100gきざみ、180ccの水から煎じ、お湯の量が半分になったところで火を止め、冷ましたものを患部に塗ると効きます。(あせも)
桃の葉湯
桃の葉を適当な大きさにきざみ、布袋に詰めて、水から沸かしたお風呂に入浴すると効きます。(あせも)
びわの葉
びわの葉を適当な大きさにきざみ、布袋に詰めて、水から沸かしたお風呂に入浴すると効きます。(しっしん)
しょうゆとはちみつ
固くなったしっしんのかゆみには、しょうゆと酢を混ぜ合わせたものを、たびたび患部に塗ると効きます。(しっしん)