焼きたてのパン屋さんの店先から漂ってくる、焼きたてパンのにおいは、食欲をそそられるものです。また、焼き上がり時間になると行列をしている光景などもよく見かけます。今回は、ふわふわので柔らかいパンをじょうずに切る方法などを紹介します。
普通の包丁を使ったパンの切り方
また、ふわふわの柔らかいパンは、とても切りにくくて、無理に切ろうとすると、ペチャンコにつぶれてしまいます。このようなとき、どうしたらきれいに切れるか、ごぞんじですか。
「うちは、スライスパンを買うから……」という方もいるかもしれませんが、食パンはスライスしていないものを買って、食べるつど切ったほうが、味が落ちません。
そこで、柔らかいパンを切る方法ですが、ポイントは包丁を温めることです。ガスの火などで包丁を温める場合には、包丁の刃をいためる恐れがあるので、あまり火に近づけないように、遠火で温めてください。また、熱湯で温めてもいいでしょう。温めた包丁で前後に大きく動かしながら切ると、まるでうそみたいに、柔らかいパンがスイスイときれいに切れます。
何枚の切る場合は、その都度、包丁を温めましょう。この包丁を温めて切る方法は、チーズを切る場合にも応用できます。
山形のパンの場合は、上の山の方から切らずに横に倒して、底の方を手前にして包丁を入れると、かたい底が支えになって、パンかつふれずに切りやすいです。
サンドイッチの切り方
サンドイッチを切るときは、つまようじを差し込んでから切りましょう。そうすると、パンがずれて具がはみでてしまう事が少なくなります。又、包丁は温めてから切るのがコツです。
サンドイッチの場合は、焼きたてのパンよりも、一晩ぐらい経ったほうがおいしいです。
暮らしの知恵袋 パンの裏技
知っているとちょっと便利になったり、いざという時に役立ったりする裏技や、生活の中で役に立つ知恵などを紹介します。
炊飯器でパンを焼く方法
強力粉350g、イースト小さじ1杯、砂糖大さじ2杯、塩小さじ1杯、バター大さじ2杯、牛乳250CCをボールなどに入れて、手に強力粉が付かなくなるまで良くこねます。生地を軽く押さえるようにして空気をよく抜き、丸めてフキンなどで包み、2時間位寝かして発酵させます。その生地を炊飯器に入れ、炊飯ボタンを押します。炊飯が切れたら蓋を開けないで、再び炊飯ボタンを押します。2回目が終われば、パンを取り出し上下をヒックリ返して入れ、もう一度炊飯ボタンを押します。そして、炊飯が切れたら、焼きたてのふっくらパンが出来上がりです。
短時間で手作りパンを作る裏技
【材料】
絹ごし豆腐 100g(1丁の約1/3の量)
卵 1個
強力粉 200g
砂糖 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ2
塩 小さじ1/4
サラダ油 大さじ1
絹ごし豆腐をボウルに移して、泡立て器で軽くつぶしながら、卵を溶いて入れます。そこに、強力粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩、サラダ油を入れて、耳たぶくらいの固さになるまでコネます。出来上がった生地を適当な大きさにして、平たく伸ばします。そして、生地の上にソーセージや、コーン、ツナなどをのせ、オーブンで焼くと手作りパンの出来あがりです。豆腐から出る水分が水蒸気となり普通に発酵させた生地と同じ様に膨らみます。
固くなった食パンを柔らかくなる裏技
固くなってしまったパンを、新しく買った柔らかいパンの間に挟んで袋の口を閉じて半日程、置いておきます。固くなってしまったパンが、フンワリ柔らかくなります。これは、適度に水分を含んだ新しいパンの中に、乾燥した固いパンを入れた事で水分の拡散作用という、同じに保とうと言う現象が起こり、固いパンを柔らかくします。
美味しいフレンチトーストの簡単な作り方
パンの両面に、一般に市販されているプリンの黄色いカスタード部分をたっぷりと塗ります。そしてその上から、茶色いカラメルの部分を塗ります。お皿の上に箸を二本載せ、その上にパンを置いてレンジで1分加熱します。すると、甘くてしっとりしたフレンチトーストが出来上がります。尚、焼プリンでは出来ません。
手軽に肉まんを作る方法
食パンの耳を切り落とし、霧吹き等で水分を含ませしっとりとさせます。食パンの真ん中にお好みの具を入れて(例えば冷凍のシュウマイやカレーなど)、包み込み、ねじって肉まんの形にします。これをアルミホイールで包みオーブントースターで5分程焼きます。すると、ホッカホッカ肉まんの出来上がりです。これは、肉まんの生地と食パンの生地の原料は、ほぼ同じで更にパンを湿らせ、アルミで包み蒸し焼き状態を作ったのが決め手です。