ポイントを押さえた掃除のコツ

住居

掃除や家の手入れは、簡単に思えても意外と体力が必要です。無駄があると時間がかかるだけでなく、仕上がりにまで差が出てきてしまいます。この記事は、効率よく掃除をするための、ちょっとしたコツを紹介します。

汚れる前に予防する

当たり前のことですが、汚れそうな箇所には汚さないテクニツクを使えばよいのです。あらかじめ換気扇にコート剤を塗る、浴室のタイル目地に防カビ剤を塗るなどです。新聞紙や広告紙をげた箱やシンク下、洗面所のキャビネットに敷いておくのも汚れ防止策です。また、外出から帰ったときは、靴や衣服についたホコリをはらってから中に入るのも、室内を汚さない大切な心得と言えます。

身近な所に掃除道具を置き、ついでに掃除

さあ、掃除しよう、というのではなく、汚れやすい場所に雑巾やペーパータオルがあるとサッと手が出ます。トイレ、キッチンには必ず掃除道具などの必需品を置き、リビングでも化学雑巾をテレビの片隅におけば自然と拭く気持ちになりませんか。

ながら掃除も有効

お風呂に入ったときは、壁に湯をかけたり、出る前に浴槽や床を残り湯でサッと洗い流し、シャワーをかけておきます。これだけで湯アカや石けんカスが取れ、あとの浴室掃除がラクです。電話をしているときや、音楽を聴いているときは、化学雑巾でホコリをはらったり、こまかな部分を綿棒でこすっていると汚れが自然に取れています。あらためて掃除するのは器具類の裏側だけでOKです。

手抜きもOK、目立つ所を短時間で!

部屋の中で目立つ所や気になる部分だけに注目して、そこだけキレイにするやり方です。たとえば窓ガラスがいつもピカピカだと部屋全体が明るく見えます。ポットがキレイに磨かれているとお客さまの印象もよいでしょう。また、汚れやすい部分をチェックし、そこだけは汚れがひどくなくても早め早めに掃除しておくように心がけます。

ちょっとした掃除のコツ

掃除を短時間で効果的・効率的にすませるには、掃除のコツを覚えることです。「面倒な掃除」から「よりよい空間創り」へと発想を転換して、楽しみながら取り組むことも大切です。汚れの種類を知り、適材適所の洗剤と掃除道具を使うことが掃除の基本ですが、普段から掃除のポイントを意識できるように参考にしてみてください。

掃除の基本は「上から下へ」

ホコリは上から下へ落ちてきますので、部屋の掃除は天井など高い所から始めてください。そして徐々に低い所へ移るのが掃除のコツです。そして、最後に床を掃除すると無駄がなくなります。

拭き清掃は「奥から手前へ」

床や棚などの拭き掃除は、奥から手前へ行うのが基本です。手前へとホコリを集めるように拭き、キレイに拭いたところを汚さないようにします。特に床掃除は、出口から遠い奥の方から開始し、踏まないように後進しながら出口に向かって仕上げていくのがコツです。

ホコリをとってから水拭きをする

ホコリがたくさんあるところを掃除するときは、先に掃除機でホコリを吸い取ってから水拭きをしてください。当たり前のような掃除のコツですが、ほこりがたくさんあると、ふき取りに余計な時間がかかってしまいます。

掃除前には片付けをする

掃除をしながら物を移動させていると余計な時間がかかってしまいます。最初から掃除の邪魔になりそうなものがある場合は、片付けてから掃除をするのがコツです。

タオルはたくさん用意する

タオルをすすぎ洗いしながらふき掃除をすると、すすぎきれなかったタオルの汚れを広げてしまいます。そうならないための掃除のコツは、予め絞ったタオルをたくさん用意し、汚れたら新しいもの使うと汚れが拡散せずにキレイに仕上がります。また、時間の短縮にもなります。汚れたタオルは最後に洗濯機でまとめ洗いをしましょう。

掃除する箇所の汚れの種類を確認しましょう

汚れの種類や材質、掃除箇所によって用意する道具や洗剤は変わってきます。準備不足で途中足りないものを取りに行ったりしていると余計に時間がかかってしまいますので、必要な道具はすべて揃えてから始めるのがコツです。

いきなりきつい洗剤は使わない

洗剤を多く使ったからといって汚れがよく落ちるわけではありません。最初は必ずスポンジやタオル使って、その洗剤が汚れに合っているかテストし、変色しないかどうか素材の安全性を確かめてから行うのがコツです。使用を間違うと、素材を傷めたり劣化させてしまう場合があります。汚れの種類と素材を見極め、汚れ具合に応じた洗剤を使うようにしましょう。

道具は柔らかいものから使いましょう

こすり洗いをするときは、はじめは柔らかいスポンジでこすりましょう。それでも落ちない場合はナイロンブラシやスチールタワシといった具合に素材の品質を確かめ、傷つけないよう汚れの段階に合わせて道具を使い分けるのが掃除のコツです。

ひどい汚れには浸け置きする

汚れの酷いものは熱湯に浸け置きしましょう。浸け置きをすると汚れも落ちやすく、また浸けている間に他の場所の掃除が出来るので時間の短縮につながります。ビニール袋を利用すると便利です。

身の回りにあるちょっと便利な掃除グッズ

キッチンペーパーとラップ

浸け置き洗いができない壁や鏡などを掃除するときは、洗剤やカビ取り剤を染み込ませたキッチンペーパーを汚れた箇所にあててパックして落とすことができます。さらにラップを併用すると効果倍増です。

不要になったプラスティックカード

使わなくなったプラスティックカードは、水垢や油の固まりをこぞぎ落とす時に便利です。掃除をする箇所にキズをつけずにこそぎ落すことができます。

割り箸

割り箸は狭い箇所や奥ばった箇所の掃除をするのに便利です。先端に使い捨てのウェスやキッチンペーパーなどを巻いて拭き取れば後は捨てるだけです。キズをつけることなく安心して使えます。また、割らずに使えばヘラ代わりとしても使え、サッシレールなどを掃除するのに便利です。

要らなくなった歯ブラシ

使わなくなった歯ブラシは掃除道具の定番です。いつでも使えるよう浴室やキッチンには必ず常備して置きましょう!

細かい所は軍手を雑巾代わりに

細かい所を掃除するときは、軍手をはめた手でそのまま拭き取ると掃除がしやすいです。直接手にはめ、指先をモップ代わりとして使用します。手袋がホコリで汚れたら掃除機で吸い取ると、繰り返し使用できます。

防水スプレーで汚れ防御

防水スプレーは水だけでなく、汚れも防御してくれます。壁や扉の手で触る回数が多い箇所やカーテン、電化製品などにふりかけておくと、ほこりや汚れから守ってくれます。

お手製化学ぞうきんの作り方

お手製の化学ぞうきんを作るには、水カップ1杯に対し、住居用洗剤をキャップ1杯と灯油をキャップ1/5杯入れ、出来た溶液をスプレーで乾いた布に拭きつけると簡易化学ぞうきんの出来上がりです。

蚊取り線香の灰

ドアノブや家具の取っ手などの金属製品は、錆びや手垢などで汚れ、光沢がなくなってしまうことがよくあります。そんな時は、金属製品の専用磨き剤をつけて磨いてやるときれいになりますが、実は蚊取り線香の灰でも落とすことができます。蚊取り線香の灰を柔らかい布につけて磨いてやるとピカピカになります。

除光液

子供の落書きなどで、油性ペンの汚れがついてしまった時は、除光液で取る事ができます。ただし、水が染み込まない材質の物に限ります。又、水性ペンで上からなぞり、すぐに濡れた雑巾で拭いてやると、油性ペンの汚れを薄くすることができます。

アルミホイル

メッキの表面がくすんできたときは、アルミホイルの光沢のある面に水で濡らし、くすんだ箇所を磨いてあげると光沢がよみがえります。また、布にしみ込ました、炭酸飲料水で磨いてあげると、ピカピカになります。

木工用ボンド

金属の部分が錆ついてしまった時は、錆の上に木工用ボンドを塗り、半日乾かして透明になったところ、剥がします。すると、乾いた木工用ボンドと一緒に、錆まで簡単に剥がれます。

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