クリーニング店を上手に利用するコツは店の選び方にあります

洗濯

自分で洗濯できない衣類は、クリーニング店にお願いすることになりますが、クリーニング店ってどこも同じように思えて、何を基準に選べばよいのか良くわかりませんよね。トラブルを防ぐには、信用のおける店での「窓ロコミュニケーショント」が何よりも大切です。料金が明示されており、しかも技術と値段を見くらべて適正であることも判断の基準にしましょう。今回は、クリーニング店を上手に利用するコツを紹介します。

クリーニング店の選び方

衣類の種類と汚れのケースはさまざまです。最近は新素材も多く出まわっており、クリーニング店でさえ、洗濯方法にに困る衣類もあるといわれています。一方で、クリーニング卜ラブルも絶えません。こんな風潮の中では、やはり信用のおける店で「窓口でのコミュニケーション」をよく行なうことが何よりも大事なことです。

よい店を見分けるポイント

  • 自分のところでできないものは、できないとはっきりいい、特殊技術を要するものは専門工場に取りつぐ。
  • 料金が明示され、明細を記した預り証や通い帳を出す。
  • しみの有無や汚れの箇所を尋ねる。
  • 衣類の扱い方などをアドバイスしてくれる。取りつぎだけをする店でもクリーニング技術の講習を受けなければならないので、店員の知識の程度も店選びの参考に。
  • 業者の団体に入っている。万一事故が起こった場合も解決しやすい。
  • 料金が適正。高いから技術がよいとは必ずしもいえないが、あまりに安い店は技術の点で心配。技術と値段をよく見くらべて判断を。

信頼の印「LDマーク・Sマーク」

クリーニング業者による全国組織に全国クリーニング生活衛生同業組合連合会があります。加盟店の目印は「LD」マークです。技術や事故の賠償も一定の決まりでしてくれて安心です。また、厚生大臣の認可を受け、標準営業約款に従って営業している「S マーク」の登録店も店選びの目安になります。

初めての店には、まずワイシャツを1枚出してみます

信用できる店といっても技術の程度はさまざまざす。初めて頼むときは、近所の評判を聞いてからにしましょう。

また、ワイシャツなどの小物を1枚クリーニングに出し、仕上がり具合をチェックして決めるのも一つの方法です。アイロンかけを含めて、ていねいに仕上がっていれば合格です。

クリーニング店を上手に利用するコツ

スーツや背広は上下そろえて、一緒にクリーニングに出しましょう

スーツや背広上下服のような組みものは、上着だけが着る機会が多かったからといって、上着だけをクリーニングに出すことは避け、なるべく上下一緒に出しましょう。上着だけクリーニングすると、仕上がって、いざ上下で着てみるとスカートやスラックスと色合いや光沢にちがいがでてきて着心地が悪いということが起こりがちです。クリーニングしたスーツ、背広をさっぱりと気持ちよく着るためにも、組みものはそろえて出すのが原則です。また、共布のベルトも一緒に出します。

クリーニングに出したときは明細を記した預り証や通い帳は、必ず受けとって確認しておきます。とくになくしやすい共布のベルトやスカーフの記載もしてあるかどうか、調べておきます。

しみは箇所をしっかり伝えましょう

しみ抜きの箇所は、口頭で説明するだけでなく、だれにでもわかる目印をつけておくのが、最も確実な方法です。しみのまわりを白糸で囲えば、糸が色落ちする心配もなく、しみの場所もよくわかります。専門店でもおとせないようなしみは、どの程度おちればよいかなどを話しておきます。

衣類のほつれは直しておきましょう

ほころびやかぎざきなどは、クリーニングに出しても補修してくれません。それどころか、クリーニングに出すことで傷んだ場所がよけいに悪くなることも考えられます。ほつれは圧力で大きくなりやすいのです。クリーニングに出す前の点検をすませたら、ほころびは直してクリーニング店へ

ポケツトの中の忘れものに注意。手縫いは材質説明を

ポケットの中をよく調べて、何も入っていないことを確認する習慣をつけましょう。服によくないのはもちろん、大切なものを紛失したなどの事故が起こらないためにもとても大事です。なお、クリーニング店に出すとき、既製品には絵表示がついていますが、手縫いのものについては、材質の説明が必要です。

裏ボタンや特殊なボタン類ははずしておくと安心

クリーニングに頼むときに注意するものにボタンの問題があります。カボタンは、裏ボタンともいって、服のボタンが取れにくいように支えているものですが、クリーニングのとき、このボタンがついていると、布地に無理な力が加わりますので、取ってクリーニングに出すと安心です。

また、ボタンが木製品や樹脂加工の場合も取ってきます。木のボタンは乾燥に弱く、樹脂加工のボタンは、高温に弱いため、形がくずれがちになります。

受け取ったらその場で仕上がりや枚数の確認

クリーニングが仕上がったら、その場での点検を原則としてください。何となく気がひけるものですが、自信のある仕事をしたときは店の人はむしろ見てもらいたいと思うもの。遠慮せずに点検をしましょう。

ベルトなどの付属品が一緒に戻ってきたかどうかも調べます。白ワイシャツなどは紛失しやすいので、枚数の確認を。納得のいく仕上がりにはひとことお礼をのべましょう。

仕上がった衣類は袋から出しましょう

洗濯物は、すぐポリ袋から出し、半日くらい風通しをしで、完全に湿気を払い、カビや繊維の傷みの予防をしてからしまいます。ほこりよけに、ポリ袋をどうしても利用したい場合は、風通しをしたものをいったん紙で包み、紙ごとポリ袋に入れます。

なお、トラブルはすぐにかけ合い、原因を調べ、冷静に話し合います。賠償が適用される期間は、受け取り後6か月。保障などでトラブルがあれば公共機関の消費者センターなどで相談を。

洗濯衣類
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