虫歯や歯槽膿漏の予防方法

美容と健康

歯のそしゃく力は歯の力とあごの筋肉によってつくりだされますが、そのときの力は50~70kgが成人の平均だといわれています。これだけの力量だからほとんどの食品はかみ砕けるわけです。またよくかむと、脳の発育によい影響を与えます。今回は、虫歯や歯槽膿漏の予防方法について紹介します。

虫歯や歯槽膿漏の予防方法

虫歯や歯槽膿漏になってしまったら早く治療を受けて、それ以上ひどくしないようにしますが、そうならないためにも、普段から歯をみがく習慣を身につけることが予防上大切です。

歯みがきには、比較的小さな歯ブラシを使い、奥歯の裏側まできれいにします。歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目を中心にみがきます。また、歯ぐきのブラッシングも忘れてはいけません。歯ぐきのブラッシングをすると、歯槽膿漏の予防にもなります。

歯みがき
歯みがき

歯みがきより効果的な予防法は固い食品を食べること

歯をみがいても虫歯になったり歯槽膿漏になる人がいます。そうかと思うと、みがかないのに虫歯ひとつないという人もいます。これだけの差が出るのは、幼児時代からどんなものを食ベていたかによって違ってきます。

幼児時代から、固いもの、例えばリンゴ、野菜、小魚などの、よくかまないと食べられない食品を多く食べていると、歯ぐきがしっかりし、歯の質も固くなり、虫歯や歯槽膿漏になりにくい歯ぐきになります。

成人してから毎食後歯をみがくのも大切ですが、固い食品を食べて歯や歯ぐきを鍛えるほうがもっと大切です。

虫歯はリウマチ熱などの病気の原因にもなります

虫歯の中でも、乳歯の虫歯は子どもの成長や発育に悪影響を及ぼすことがあります。乳歯の虫歯ぐらい、と軽視するのは大きな間違いです。

乳歯の虫歯を放っておくと歯根の先にうみがたまり、これが血管を通って体内に運ばれるとかぜ、リウマチ熱、腎臓病、中耳炎、鼻炎、ちくのう症、関節炎などの病気の原因になります。これは幼児ばかりではなく、成人にも起こることがあります。

虫歯があると、偏食にもなつやすくなるし、食べものを充分にかめないから胃腸障害が起きたり、頭の発育にも影響します。

虫歯
虫歯

歯ぐきの色が黒ずむと歯槽膿漏になる信号

歯槽膿漏は歯石、歯こうなどがたまるとできやすくなりますが、そればかりではなく、歯ぐきが黒くなると、歯ぐきの血行が悪くなり、細菌などに対する抵抗力が弱くなって、歯根炎、歯周炎、そして歯槽膿漏になりやすくなります。歯ぐきをブラッシングしていると健康な色を保てます。

甘いものやネバネバした食品を食べたあとは歯みがきを

甘いものを食べたあと、そのままにしておくと歯は必ず細菌の侵食を受けます。はちみつ、とろろいも、チーズなど、歯につきやすいもの、歯と歯の間に入りやすい食品も、細菌の巣になります。細菌は歯こうを食べ、酸を出して歯こうを固め、歯石をつくります。

歯に巣くう細菌の数は10の11乗といわれるほど多く、数か月で歯石をつくりだしてしまいますから、これらの食品を食べたあとは必ず歯をみがくようにしなければ、虫歯になったり歯槽膿漏になったりします。

ようじで歯ぐきに傷をつけると、歯槽膿漏になりやすくなるので注意を。

歯槽膿漏
歯槽膿漏

定期的に歯石、歯こうを歯科医に取ってもらうのがよい

一度ついた歯石、歯こうは歯みがきくらいでは取れません。歯石や歯こうは、歯と歯ぐきの間に入り込んでいる場合が多く、どんな方法でみがいても取れるものではありません。ようじなどで取るのは、歯ぐきに傷をつけてしまい、歯槽膿漏の原因をつくるようなものですから、絶対にしてはいけません。

数か月に1度か、せめて半年に1度は歯科医にいき、歯石、歯こうの除去をしてもらうようにします。できれば、この習慣は幼児からつけておくとよいでしょう。歯の異常や病気の早期発見にもなります。

おばあちゃんの知恵袋 虫歯・歯茎の腫れ・口内炎

知っているとちょっと便利になったり、いざという時に役立ったりする裏技や、生活の中で役に立つ知恵などを紹介します。

ここで紹介している民間療法を試す場合は、自己の責任においてお願いします。人によっては、体に合わない場合もありますので容態が良くならない場合はすぐに医療機関で受診するようにしてください。

おばあちゃんの知恵袋
おばあちゃんの知恵袋

虫歯

みそ

みそをそのまま、歯の痛いところに塗ると、痛みが軽くなります。

大根おろし

だいこんおろしを歯の痛いところに塗ると、痛みが軽くなります。

アロエ

アロエを、歯の痛いところで噛み潰すと、痛みが軽くなります。

にんにく

すりおろしたにんにくを歯の痛いところに塗ると、痛みが軽くなります。

松の葉

松の葉を弱火で黒こげになるまで焼き、歯の痛いところで噛み潰すと、痛みが軽くなります。

スイカの皮

スイカの皮を乾燥させ、焼いて灰にしたものを歯の痛いところに塗ると、痛みが軽くなります。

歯茎の腫れ

とまと

歯茎の出血には、トマトをたくさん食べると効きます。

にんにく汁

にんにくをすりおろした汁を水で10倍ほど薄めた液でうがいをすると効きます。

緑茶

緑茶を冷ましたものでうがいをすると効きます。

昆布

昆布を黒焼きにし、粉々にした粉末を、腫れたところにマッサージするようにすり込むと効きます。

レタスの黒焼き

レタスの根や茎、葉をアルミホイルに包んで黒くなるまで焼き、患部につけると痛みが和らぎます。

口内炎

梅干

梅干を弱火で黒こげにし、すりつぶして患部に塗ると効きます。

なすのへた

なすのへたの切り口を弱火で黒こげにし、患部に塗ると効きます。

なすの皮

なすの皮をアルミホイルに包んで黒くなるまで焼き、はちみつと練って患部につけていると効きます。

ココア

ココアとはちみつを混ぜ合わせたものを患部に塗ると効きます。

酢水

米酢を水で10倍ほどに薄めたものでうがいをすると効きます。

みょうが

みょうがの根を煎じた汁でうがいをすると効きます。

ももの葉汁

よく乾燥したももの葉20gを300ccの水から煎じ、お湯の量が半分になったところで火を止め、20倍ほどに薄めたものでうがいをすると効きます。

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