家庭で簡単に出来る入浴健康法

美容と健康

お風呂の効能は、清潔効果・温浴による細胞復活・内分泌の活性化・新陳代謝の促進・血行促推・水圧とその抵抗刺激による臓器や血管の鍛練効果・湯気の吸入による粘膜強化効果などがあります。これらの効能を利用した温浴療法も盛んです。今回は、家庭で簡単に出来る入浴健康法を紹介します。

入浴で健康な体をつくりましょう

入浴
入浴

冷温交代浴の健康法

水泳アスリートたちの冬のトレーニングで、泳いだあと熱い風呂に入って体を温めますが、そのとき、必ず冷たい水を頭からかぶったり、水風呂に入ってから上がります。こうすると肌や肌の血管が鍛えられてかぜを引かなくなり、しかも体力づくりにもなります。

このように、熱い湯と冷たい水へ交互に入る方法を交代浴といいます。なかなか、一般の人たちがそのまま真似るのは、ちょっと無理ですが、上り湯のかわりに水を足から順に心臓に向かってかけてから出るようにすると、次第に皮下脂肪が取れて肌が引き締まり、肌の色つやもよくなります。また、かぜを引きにくい体つくりにもなります。ただし、血圧の高い人や虚弱体質の人、風邪を引いている人などは避けましょう。

冷温交代浴
冷温交代浴

お風呂に入って良い時と悪い時

お風呂へ積極的に入ったほうがよいときと、入るとかえって状態が悪くなるときとがあります。また、入り方を工夫すれば、肥満を解消することもできるし、冷え症や不眠症、イライラした神経を体めることもできます。

傷が化膿しているときや歯などの痛みがあるときに入ると、状態を悪化することにもなりますから、ご注意を。

お風呂に入って良い時

入った方が良いとき入浴方法
気分がめいっているときぬるい湯からだんだん熱い湯ヘ
イライラしているときぬるい湯からだんだん熱い湯ヘ
足が冷たいとき足湯かぬるい湯からだんだん熱い湯ヘゆっくり入る
スポーツのあとの疲労があるとき熱い湯にサッと入って寝る
体が冷えているとき人肌くらいの温度からだんだん熱い湯ヘ
頭が疲れた熱い湯ヘサッと入る
眠れないときぬるい湯にゆっくり入る
冷房で足や体の一部の神経が痛むときぬるい湯からだんだん熱い湯ヘゆっくり入る
のどがいがらっぱいときかぜの引きはじめのことが多いが、体力があれば熱い湯ヘサッと入って温かくして寝る。体カがない場合は控える
のどがぜいぜいするときぬるい湯で湯気の多い湯がよい
肌がかゆいとき熱い湯にサッと入ったあと、冷たい水をかぶるか、冷やしタオルを肌に当てる
二日酔いをさますとき熱い湯ヘサッと入る
子どもの気がたかぶっているときぬるい湯からだんだん熱い湯ヘ

入浴を避けたほうが良いとき

入ってはダメなとき理由
骨折、ケガ、ヤケドしたとき悪化する
化膿しているとき悪化する
発熱しているとき高熱になる
傷みがあるとき悪化する
極度の疲労、衰弱があるとき憎悪する
深酒したとき酔いがひどくなる
血圧が高いとき悪化する
頭痛がするとき悪化する
極度に体が冷えているとき心臓に負担がかかる
頭を強く打ったとき悪化する
強い薬を飲んでいるとき副作用が出る
出産前後回復が遅れる
予防接種の直後効果が薄れる

ブラッシングの効果

かぜを引きやすい体質、胃腸が弱い人、アレルギーや冷え症の人などは、お風呂に入ってブラッシングすると皮膚が鍛えられ、次第に丈夫になります。ただし、アレルギー、冷え症、水大りなどの人は、ブラシを慎重に選ばないといけません。固い毛のブラシを使うと皮膚に傷をつけるからです。

このような人は、柔らかい毛のブラシから始め、皮膚を鍛えてから固い毛のブラシにします。ブラッシングは肌が赤くなるくらいするのがよく、全身をブラッシングすると湯ざめしません。

腰痛を直す入浴法

一般に痛みは、極端に冷やすか温めるかすると一時的に消えますが、常温に戻ると再びうずきはじめます。

腰痛で神経の痛みがあるときは、全身浴よりも腰湯や足湯などの痛む部分だけを熱い湯に浸すほうが効果的です。

腰湯は腰より少し上まで、足湯は太ももまで湯につけます。湯は44℃前後の熱い湯のほうが効果的です。時間は5〜10分程度。1日に数回くり返します。ただし、部分浴をするときは肩や胸を冷やさぬため浴室全体をよく暖めるか、体をバスタオルでくるんでから行ないます。

また、湯から上がったら水気を充分にぬぐいます。そうしないとかぜを引く原因になります。

かぜひき体質を直す入浴法

かぜを引きやすい人は、ぬるい湯ヘ入って深呼吸を数回くり返し、さらに首、胸、背中をブラッシングします。鼻のまわりもハンドタオルでし、湯上がりにうがいをすると、かぜを引かない体質になります。これは気管やのど、鼻粘膜を丈夫にするからです。

この入浴法はぜんそくにも有効ですが、ただし、ぜんそくの人は薬用湯や薬効のある植物を入れた湯には入らないほうがよいでしょう。アレルギーになることもあるからです。

低血圧の人は朝のシャワーが効果的

朝起きがつらい、起きてもしばらくはフラフラしているという低血圧の人は、起きてからシャワーを浴びると、心身ともにシャキッとします。熱いシャワーを数分間ほど出しっぱなしにし、浴室を暖めてからシャワーを浴びます。浴びるときは、初めはぬるい湯で、足、腰、背中などをよく温め、それから熱い湯にし、全身にかけてから出ます。

シャワーを浴びる時間は3〜5分間程度。あまり長いとかえって疲れが出てしまい逆効果になります。シャワーから出たらバスタオルでよく水分をぬぐい、体が温まっているうちに服を着ます。体がぬれているとかぜを引くもとになるので注意を。

薬湯の効果と効用

薬湯は古くから経験的に用いられてきたものですが、近年、生薬学の研究が進み、改めてその効用が見直されてきました。

薬湯の効用は、用いる材料によっていろいろですが、共通している効用は体がしんから温まること。それに加えて材料の薬効成分が吸収されますので効力も高くなるわけです。じょうずな入り方は、1週間、10日と続けて入ることです

家庭でできる薬湯

薬湯
薬湯
薬湯用い方効果・効用
ゆず湯ゆずの実を2~3枚に輪切りにして数個、湯ぶねに入れる。数固分のユズの皮を入れてもよい。体を温め、腰痛、神経痛、ヒビ・アカギレによい。
みかん湯みかんの皮を2~ 3日、陰干しにし、本綿の袋に数個分入れ、湯に入れる。血行をよくし、肌やつめのつやをよくする。生理不順にもよい。
しょうが湯ひねしょうが30~40gを細かくきざみ、袋に入れ湯に入れる。新しょうがは葉と茎をきざんで使う。リウマチ、ぎっくり腰、凍傷、ヒビ、アカギレ。ただし多量に用いると肌への刺激が強すぎるので注意。
ももの葉湯ももの生葉をきざんで袋に詰めて湯に入れる。あせも、湿疹などの皮膚のただれ。消炎効果と止血作用がある。
しょうぶ湯生のしようぶの根と葉を入れる。また、根を二つ割りにして日に千し、さらにきぎんで袋に詰めて湯に入れる。血行促進、皮膚をなめらかにする。
梅の若葉湯 若い葉をきざんで木綿の袋に詰めて湯に入れる。水虫、たむし、皮膚病などによい。
米のとぎ汁湯   18ℓ以上のとぎ汁を湯に入れる。神経痛、腰痛。とぎ汁が多いほど保温効果がある。
塩湯粗塩を湯1ℓに対し1g入れる。普通の浴槽なら両手でひとすくいほど。保温効果、リウマチ、神経痛によい。ただし、出るときに体についた塩分な洗い流すこと。







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